事業名 次世代院生支援スポーツ事業ジュニアアスリート「卓球教室」
実施日時 2022年11月5日(土)~2023年3月4日(土)
9:00~16:00
11/5、12/17、2/4、2/5、3/4 5回開催
実施場所 西条市総合体育館
講師氏名 相原ひとみ 氏 / 小笠原大和 氏
対象者 中学生(経験者)

・西条市では中学生を対象として、優れた指導者による継続した競技力向上のため次世代育成支援スポーツ事業を開催しており、『卓球教室』については、平成24年度から実施しています。
・今年度も、講師として相原スクール代表者の″相原 ひとみ゛さんと相原スクール指導者の″小笠原 大和゛さんをお招きして、第1回目の教室を11月5日(土)に、第2回目を12月17日(土)、第3・4回目を2月4日(土)・5日(日)、最終となる第5回目を3月11日(土)に開催しました。

・市内中学校で卓球クラブ活動をしている部員がそれぞれ第1回目155名、第2回目142名、第3回目161名、第4回目91名、第5回目109名が参加しました。 

・第1回目は開講式の後、基本練習(回転についての説明と応用:回転の種類、回転サーブ、ツッツキ、ドライブなど)、技の実践練習(回転サーブ゙から返球設定による練習、各戦型に応じた技の強化)、応用練習(サーブ゙、レシーブ練習、試合形式での実践練習)が行われました。第2回目は各自の一番得意とするボールの確認、ボールを使った戦略組立て、試合を想定した形で攻め方の考察(得意ボールを軸としての攻め方)、応用練習(試合形式での実践練習、ボールを組立てた戦略での試合)が実施されました。第3回目は待ち位置(次の準備)の説明(自分が打った後に返球されても対応できる待ち位置、フォア、バックからの打球コースに対する待ち位置)、待ち位置の実践練習(打つコースを決め打球した後に待ち位置に移動する練習)、各学校指導者への指導の取り組み方の説明が行われました。第4回目は待ち位置(次の準備)の再確認(本番の試合で逆をつかれない為の重要度を再確認)、待ち位置を意識した試合練習、戦型別の練習(攻撃型、守備型、ツブ高の戦型に分けて各々の課題練習の実施)を実施しました。最終となった第5回目は ボールコントロール方法の習得(狙った所にボールをコントロールする方法、手先の感覚でボールを入れる、運べる方法)、個別指導(現在、各自が抱えている問題や悩みを相談し解決する、練習方法や取組み型についてのアドバイス)、チーム対抗戦(3人1チームでの勝抜き戦、プレッシャーをかけた試合の実施:1本の重要性を意識した試合)を実施し、最後に閉講式を行い卓球教室を終了しました。

・卓球教室を開始して以降、10年連続の開催となりますが、相原講師に依頼して8年目を迎え、西条市内中学校のレベルも上がり、着実に大会等で優秀な成績を収めることができるようなってきています。本年度は西条東中学校男子が愛媛県中学校新人体育大会で団体優勝、四国選抜3位、東予東中学校女子が愛媛県選抜3位となるなどの好成績を残しました。相原講師の一人ひとりに目を向けた指導や卓球の試合を想定した精神面での成長を促す指導が個人及びチームとしての成績向上に結び付いています。また、各教室とも技量にあった指導が行われており、競技技術の向上とともに興味づけが行われ、生徒が興味深く教室に取り組むことができていまする。卓球種目は、ジュニア世代が日本のトップレベルになるなど、練習する環境が良くなっています。西条市においても、年間複数回の教室を開催できることは恵まれた環境下にあり、開催する意義は大きく、年5回の教室を経験することにより、受講生の個人として成長が確実に図られた教室になっていると思われます。