事業名 競技力向上講習会
実施日時 2023年1月28日(土)
10:00~12:30
実施場所 西条市ひうち体育館
講師氏名 立花 龍司 氏
対象者 小・中学校の指導者、高校の選手・指導者、スポーツ指導者

・令和4年度次世代育成支援スポーツ事業『ジュニアアスリート競技力向上講習会』を3年ぶりに令和5年1月28日(土)に、「立花龍司」氏を講師としてお迎えして、西条市ひうち体育館で開催しました。
・講師である立花龍司氏は、高校・大学と野球部に所属されていましたが、故障のためプレイ続行を断念された経験から、コンディショニングコーチの先駆けとなられました。1989年近鉄にコンディショニングコーチとして入団後、故障者が激減するという実績を積まれ、1994年~1996年はロッテ、1997年にはNYメッツと契約、日本人初のメジャーリーグコーチになられました。 帰国されてからは、ロッテ、東北楽天ゴールデンイーグルス、等の球団で活躍されておられました。現在も、数多くのスポーツ番組に出演されたり、野球を中心とした幅広い層へコンディショニングの重要性の普及活動をされておられます。
 
・令和4年度次世代育成支援スポーツ事業『ジュニアアスリート競技力向上講習会』を3年ぶりに令和5年1月28日(土)に、「立花龍司」氏を講師としてお迎えして、西条市ひうち体育館で開催しました。

・講師である立花龍司氏は、高校・大学と野球部に所属されていましたが、故障のためプレイ続行を断念された経験から、コンディショニングコーチの先駆けとなられました。1989年近鉄にコンディショニングコーチとして入団後、故障者が激減するという実績を積まれ、1994年~1996年はロッテ、1997年にはNYメッツと契約、日本人初のメジャーリーグコーチになられました。 帰国されてからは、ロッテ、東北楽天ゴールデンイーグルス、等の球団で活躍されておられました。現在も、数多くのスポーツ番組に出演されたり、野球を中心とした幅広い層へコンディショニングの重要性の普及活動をされておられます。
・今年度の参加者は、市内の高等学校野球部及びハンドボール部顧問・指導者及び選手、小学校・スポーツ少年団の指導者の方、計25名のご参加を頂きました。
・開講式では、主催者を代表して、藤井俊夫(公財)西条市スポーツ協会事務局長よりの感謝並びに開催の目的等のご挨拶を頂きました。

・基調講演・ワークショップでは、参加者の多くが野球の指導者・選手であったので、野球から他のスポーツにも当てはめることの出来る大人になった選手対象のトレーニング理論についての講演等が行われました。まず、運動連鎖とは「ある関節の運動が隣接する関節へ影響を与ること」であること。何が連鎖するのか。野球は究極の回旋のスポーツである。下半身の力が最終的には指先に伝わる。下半身の強化が重要。地面反力とは「作用:地面を押す力」「反作用:返ってくる力」⇒最終的には返ってくる力を連鎖させる。返ってくる力が強い人ほどいい選手になる。体を上手に連鎖させることが大事。投げる時は骨盤を早く回す、そこに地面反力をぶつけることが大事。日米の体重移動の違い「日本(約1.5倍)ドロップ&ドライブ、アメリカ(約1.75倍)トール&ファール」。投球数と動作キネティクスとの関係(1.踏み込み脚の疲労により上に流れるエネルギー低下 2.その分肩の内旋をより使い広背筋が疲労してくる)。下半身強化はランニングが一番か?(走り込み万能薬説からの脱却)。20mシャトルランとスイングスピードについて。筋トレと有酸素は×。股関節を鍛えよう!「〇大殿筋を鍛える~トリプルエクステンションを主役にする~〇股関節を鍛えよう!~走力を高めるために~パワーポジション(最も力の出しやすい姿勢)獲得のために~〇中殿筋を鍛える~骨盤の固定~片足立ちでのバランス力を上げる」、下胴を鍛えよう!「〇腹筋群の一瞬の硬さを増す~グローバルスタビライザー~」。投球は水平回転と外転(打撃も高低にもよるがほぼ同じ)、全ての投球はほぼ90度外転でリリース。指力強化の例などのことについて、それぞれ分かり易く説明が行われました。

 ・参加者からは「話だけでなく、自身の体を使って分かりやすかった。」「筋力、持久力だぇだけでなく、関節の動かし方が詳しく知れた。」「楽しく講演してくれたので時間があっという間に感じました。」「筋力の使い方をあまり理解できていないと感じたので、アップをしっかりして筋力をつけ、ハンドや日常生活などでも筋力を使っていきたいです。」「色々な部位を使ってスポーツのやり方などを知れて良かったです。」「トレーニング方法や必要な筋肉はどこなのか知ることができたので、これからも活用して行こうと思いました。」などの感想をいただき、好評でかつ有意義な講習会となりました。